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な「てめぇ!殺すぞ!!」
ゆ「あぁ!?小学校出たばっかのガキが勝てんのか?」
2人は睨み合い距離を詰めた。
な【ゆっきには勝てない、でも馬鹿にされたのは許せねぇ!】
心の中で高ぶる感情を抑えながら冷静にゆっきの動きを見た。
ヒュッ!ゆっきが一歩で俺の懐に飛込んで来た、そのまま膝蹴りを食らう。
な「がはっ!」
腹を押さえて前屈みになる
ゆ「勝てねぇよ」
ゆっきは力の差を見せ付ける様に腕を組んで立っている。
な【チャンス!】
俺は前屈みの体勢からゆっきに体当たりをした。
ゆ「てめぇ!?」
そのままゆっきを押し倒し馬乗りになって殴りまくる。
5発目ぐらいに拳を掴まれ顔面に頭突きを入れられた。
グシャ!鼻が潰れる音がした、鼻からは鼻血が流れている。
俺は痛みに耐えながらゆっきの懐に飛込んで背負い投げをした。
まともに食らったゆっきは背中を打ち付けもがいている、その隙に腹に蹴りを入れる。
な「俺だって只のガキじゃねぇ!てめぇと同じ一族の血が流れてるんだ!」
ゆっきはゆっくりと立ち上がる、俺は改めて構えた。
ゆ「はっ!そうだよな従兄弟だもんな、家の家系の男は悪さしてない奴いないからな。」
ゆっきも構えた。
俺はゆっきが動く前に左を出した、ゆっきはそれをかわし右で俺の顎を打ち抜く。
膝から倒れそうになるのを堪えゆっきの方を向く。
目の前に靴の底が見えた。
俺は飛び蹴りを食らい倒れた。
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