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目を覚ましたらゆっきは煙草をふかしていた。
俺は鼻というより顔面が痛くてよろけながら立ち上がる。
な「痛っ!!鼻折れたわ(笑)」実際ヒビが入ってました。
ゆ「お前まだまだ喧嘩慣れしてねぇな(笑)」
な「仕方ないだろ、不良デビューが昨日なんだから」
ゆ「そっかい、これからは俺達従兄弟じゃなく兄弟ってのはどうだ?」
な「いいねぇ!かずまが長男・しずまが次男・ゆっきが三男・俺が四男だな」
ゆ「おう、したら固めの盃だ!」
ゆっきは自分の吸ってる煙草を差し出した。
それを受けとり煙を肺に満たした。
お互い腫れた顔で笑い合った、月の輝くまだ肌寒い春だった。
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