別れ

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朝――――― ケータイのメール受信音で、目がさめた。 「…………誰ぇ?」 宛先は、知らないアドレスからだった。 「…なに!?これ……ッッ!?」 メールの本文には、意味不明な内容が綴られていた。 ふ…と目に入ってきた時刻を見て、未兎は飛び起きた。 「9時!?」 今から大急ぎで支度しないと間に合わない! いや… それでも間に合うかどうか……… 「ゃっば~~~」 この時……急いでいる未兎は、メールの内容をきちんと読まず…放置してしまった。 その頃朔は―――― 「まったく、ストリートパークに行くのに、どんだけ時間かかると思ってんだか…」 と文句をいいながらも、支度をしていた。 その顔は、文句を言っている顔には見えない。 むしろ、楽しそうだ。 一方未兎は―― 大急ぎで支度し、大急ぎで自宅を出た。 朔も、未兎と同時刻に自宅を出た。
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