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待ち合わせ場所まで走っていた未兎は、魔の信号とかってになずけた信号に引っ掛かってしまった。
「ぅっわぁ~~」
自宅からストリートパークまでは、走って30分はかかる。
ここは信号に引っ掛かりたくない!と思っていたのだが…
最後の信号で、不運にも10分も待つ信号に引っ掛かってしまった。
………それが不運の始まりだった。
「あと1〇分しかなぃのに!」
そのとき
朔ゎ――――
ストリートパークにたどり着いていた。
「着いた。けど…未兎はまだかぁ…」
何故か、妙な胸騒ぎがしてしょうがない。
「早く来ないかな……」
さほど時間はたってないが、やはり心配になり、近くまで出迎えることにした。
魔の信号が青になり、未兎は走り出した。
「もう時間が……」
走りだした瞬間―
金属と何かが急に引っ張られ、擦りあうような……そんな厭な音が聞こえ、立ち止まった。
「!!!!!!!!」
刹那―――
信号無視をしたトラックと、真っ正面から衝突してしまった。
――――朔……………―
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