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『真奈美ちゃん 大丈夫だよ 今からこのマスク付けるからね だんだん眠くなって 起きたら もぅ終わってるからね』
っと看護婦さんが ニコリっと笑ってマスクをつけた
変な臭いがたちまち口や鼻に広がり 意識が薄れていく中 小人の事を思い出した
《あいつの名前 そぅ言えば聞いてなかったな…》
横で カシャカシャと金属の交わる音が だんだんと 小さく小さくなっていく
《もぅあいつと会う事はないのかな》
瞼がだんだん重くなり 目を閉じた
カシャカシャカシャカシャ…………
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