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辞めて直ぐにぼくは次の仕事を始めたよ。
一応ね。
それはあくまでも、今のぼく独りの生活を維持する為の糧(かて)は必要だったからね。
正社員になる気も全く無かったし、ぼくはただのアルバイトに収まってたよ。
空虚で無気力でなんの目的も行き先もない、無駄な時間と日々を消費する毎日にぼくはいつの間にか慣れてしまってたんだ。
便利な携帯電話も離婚と同時に解約したよ。
誰にも必要とされないぼくにとって、携帯電話はただの邪魔な荷物でしか無かったしね…。
だけど、アルバイト先である日、仕事で必要性を迫られてぼくは、携帯電話を再び携帯電話を持つハメになったんだ。
やむを得えずね…。
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