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―――好きだよ。
一言呟いて自分の顔が真っ赤になるのがわかった。
君は恥ずかしがることもなく僕の顔をまっすぐ見ている。
なんでそんなに普通でいられるのかな?
あの頃の君は僕のそんなささいな一言でもころころ表情を変えていたのにね。
今じゃ慣れちゃったみたいだ。
僕はそんな君の変化が少し寂しいけど、逆に嬉しくもあるよ。
僕は君が恥ずかしがるようなことを考えなきゃいけない。
そんな時間も僕は好きだから。
君が恥ずかしそうにうつむいたり顔を赤くするのを想像しながらいろいろ考えるよ。
それにも君はすぐに慣れちゃうのかもしれないけど、そしたらまた僕は考えるよ。
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