感謝

愛しいことば

「おかあさん！」

まあるいほっぺを染めながら、少し恥ずかしそうに抱き着いてきました。

ありがとね、お母さん嬉しい。

「おねえちゃんとね、かいたんだよ！」

誇らしげに胸を張り、えへへっと笑いかけました。

いっぱい書けたね。すごくじょうず。

「えへへ//これも、ぷれぜんとなの」

似顔絵の紙を握って、首に苦しいくらいに抱き着いてきました。

これもすごくじょうずね。テレビのあるお部屋に飾っとこうか。

「えへへ//」

お手紙ありがとうね。

ぎゅうっと抱き締めると、土の匂いとお日様の匂いがしました。

この前まで、まだまだミルクの匂いがしていました。

こうして、あっという間に歩けるようになって
元気いっぱいに跳ね回っていると思うと、感慨深い思いになりました。

「おかあさん、だいすき///」

お母さんも、だーい好き。

すべすべの頬をすりすりとされれば、頬擦りを返しました。

赤ちゃんの時は、いっぱいいっぱい泣いて、いっぱいいっぱいミルクを飲んだね。

保育園に入ったら、お花やどんぐりのお土産をくれたね。

すごく嬉しかったよ。

大きくなってくれてありがとう。

たくさんたくさん大きくなってね。