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「それにしても…葉山さんって、ゲーム類も強いですね」
「売られたケンカに負けてたまるか！」
「別に売ってはいませんが…」
「！美月さんの匂いがしますーっ！」
「…戸部っち…今微かに祐貴の声がした気がするけど、幻聴かな？」
「奇遇ですね。僕にも聞こえましたが幻聴でしょう」
声は大分遠い。
匂いなどわかるわけが…。
数分後、幻聴ではないことが証明されていた。
「やっぱり美月さんですーっ！」
山道を物凄いスピードで、しかも弓を担いで祐貴は現れた。
「美月さんの匂いがしたので飛んできちゃいました！」
「あんたは鼻も身体の構造すべてが規格外だね」
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