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家の時計が、0時を知らせる鐘を鳴らしました。
普段ならとっくに寝ている時間ですが、今日は起きていなくちゃです。
鐘が鳴り終わると同時にメールが来ました。
「小此木さんからです…」
いずもんちゃん誕生日おめでとう!
いずもんちゃんもついに二十歳かぁ、瑠珂が一番にお祝いしてあげられたかな?
今日はいずもんちゃんに会えないけど、今度二人きりでお祝いしようね!
約束だよ?
…だそうです。
小此木さんのメールはハートがいっぱいでいつも真っ赤ですね。
「…なんだこのラブラブメールは。おまえは彼女か?俺絶対こういうメール来たらスルー」
僕の背後から携帯を覗き込んでいた祐斗が眉間に皺を寄せています。
「この人だよー」
僕がこの間みんなで撮った写真を見せると…。
「うおっ!ちょー可愛いじゃん!俺もこんな美少女からそんなメール欲しいぞ!」
180度意見が変わりました。
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