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「…私急用思い出したから帰…」
「絵里ちゃん?」
ホールに殺気が放たれた。
その主は…あくどい笑みを浮かべる美月に他ならない。
美月の若干低い声がホールに響く。
「座れ」
私は冷や汗をかきながら素直に座った。
死にたくない。
各務だけなら逃げられても、美月にそんなことしたら…地獄を見る。
あぁ…隣で輝かしい笑顔のいずもんがちょっぴり憎い…。
なんでわかんないのよ、この殺気みなぎるオーラが…。
「落ち着いたところで、まあまずは自己紹介だな!ほれっ、右から名前と好きなタイプをぶちまけろ!」
各務がにんまり言う。
そして右には…。
「上原です、好きなタイプは年下の可愛い女の子です!」
「帰れ!」
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