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「いずもんちゃんと同じグループがいいなぁ」
フィールドは、4人一組のグループに分かれて順番通りに山を回る。
適当だと、射たれちゃうかもしれないからね。
…などと言ってる間に、瑠珂ちゃんは祐貴の手を握り締めた上頬にキスなんかしている。
…こら。
若干殺意を抱き始めた時、瑠珂ちゃんの首根っこが掴まれた。
「戸部っち?ちょっとー、今いいとこなんだからー」
瑠珂ちゃんが文句を言う。
てか…どんなとこだよ。
「残念だけど、瑠珂はいずもんとは別のグループだよー、ほら、メンバー表」
不機嫌になりながら表を眺める瑠珂ちゃんの血が、急に引いていた。
「神は私を見放しました…」
はい?
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