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「そ、そんな…アァァァァァ」
10分前…
夏のある日。
ミーンミーンミーンミーン………
セミの鳴き声は、止む気配も感じられない。
その鳴き声に起こされたのか、
リクト
陸登は眠りから覚めた。「チッ」
陸登は舌打ちをした。
ベッドの右にある時計を見ると深夜の一時を越えていた。
「ハァ」
深く溜め息をつくと、隣にいる(寝ている?)女性に目を向けた。
陸登の彼女、
マキ
麻姫である。
すると、麻姫が
「起きたんだ。」
体を陸登の方へ向ける。麻姫はそのまま陸登の唇に深いキスをし始めた。陸登もその気になったのか、腕を麻姫の体を強く抱きしめて、麻姫の唇に舌を入れた。
この後、運命が待ち受けているとも知らずに………
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