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[別れ]
今までどんなに喧嘩をしてもこの言葉だけは使わなかった。。
それなのに今、はっきりとその文字が淳也から送られてきた
私はすぐに電話をかけた
プルルルルル。。
「。。はい」
申し訳なさそうに電話に出た淳也の声を聞いた途端。。
私は涙が溢れ出した。。
「。。どぉして?」
その言葉を言うのが精一杯だった
「。。ごめん」
「。。嘘だょね?」
「。。ごめん」
「。。どうして??」
「。。ごめん」
「ごめんだけじゃ。。わかんないよぉ」
泣きわめく私に。。
[ごめん]としか言わない
「。。私は別れるなんて絶対嫌だ!」
「。。う、うん」
「今日だって。。楽しみにしててって昨日言ってくれたんだよ?」
「。。うん」
「。。それは嘘だったの?」
「。。ごめん」
「ごめんって何よ!!ちゃんとわかるように説明してよ。。」
私は聞きたくない淳也の本当の気持ちを知りたかった。。
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