合同合宿

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更衣室を出ると遥が待っていた。実は遥とは幼馴染みなのである。 いつも二人で他愛ない話をしながら帰る。今日はもちろん、合宿についての話だった。 「何で無人島なんて変な場所選んだのかしら?か弱いレディが大介君に襲われちゃうわぁ……」 「安心しろ、きっとお前見た瞬間萎えるよ」 「失礼なこと言うわねぇー」 「どっちが失礼だよ全く………」 こんな事を言い合えるのもやっぱり付き合いが長いからである。 「そういえば大介ぇ、何で初等部と中等部も合同なのか分かる?」 「それは、顧問が言うには確か護身術には体格やリーチの長さは関係しない、経験がものを言う、だそうだ。それを知ってもらう為じゃないかな?」 「なるほどね……はぁ…合宿とかやる気でないわね」 「まぁまぁ、仕方ないよ……おっと、いつの間にやら家に到着してたな。じゃあな!」 「うん、ばいばーい」 手を振ると笑顔で手を振り返してくれた。俺はその後家に入った。 俺は部屋に入ると早速合宿の用意を始めた。足りない物をさっさと買い足しに行かないと気が済まないのである。 しかし、案外家の物で何とかなってしまった。疲れていたので俺はそのまま眠る事にした。
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