「目覚めたとこは…」

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背負っていたリュックの中に、 上着、ズボン、ちょっとした食べ物…   それと…なぜか、剣が入っていた。   “ココは危険なとこ!?”     ガサリ……   近くの草陰に気配が…   出てきたのは黒いエプロンドレスを着た女の子だった。見知らぬ女の子はニッコリ微笑み、こちらに手を差し出す。   何もない森の中…。 まるで古い知り合いかのように手を出す光景の不自然差が怖くなり、あたしは後ずさりをして…逃げ出した。   「………!! ……!!」   女の子は何かを叫んでいたようだが振り向かずひたすら走った。    ズシンズシン…   いきなり、そぐわない音が周りに響いた…。 驚いて振り返ると… 見上げるほど大きな石像が歩いてくる…!?   あたしは慌てて逃げた。 いくら逃げても石像は追い掛けてくる… 息が切れてきた… ただでさえ、走り慣れてない森の中… 足がもつれる… それでも、休んではいられない…!!  
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