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アルバイトを終える頃には辺りは真っ暗になっていて、アリスは気持ち急ぎながら駅に入る。
今のご時世何があるか分からない。親が子を、子が親をイラついたから殺してしまうのだ。バイトの日はいつも遅くなるアリスだが、今日は何か胸騒ぎがしている。
電車から降りて足早に家に向かうが、アリスの母親は海外出張で今は彼女一人で暮らして一週間になる。
二階建てのアパートが視界に入り、アリスは安堵した。
アパートの202号室の前に行くとカバンから家の鍵を取り出す。
「ただいま」
開錠して中に入った。
やっと家に帰れた。
彼女がそう思った瞬間。閉まる途中の扉が開き、『バチッ』と音と衝撃が体を走り彼女は意識を失った。
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