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俺はメグに弥生の部屋の地図をもらい、俺は弥生の部屋の前に着いた。
コンコン…
俺はドアを二回ノックした。
返事が無い。誰もいないのだろうか?俺はドアを開けた。
そこにはロープで首を釣ろうとした弥生がいた。
「何してるんだ!!今すぐ止めろ!」
俺は弥生を止めようと部屋の中に入った。
「近付かないで!!」
弥生が叫び、俺は止まった。
「近付くと…死ぬわよ!」
弥生はポケットからジャック・ナイフを取り出した。
「私は…、ここの子供じゃないの…!」
弥生は体を震わせながら言った。
「私は…、孤児院育ち…なの…!自分の本当の親すら分からない…!でも…二年前、お父様が…私を拾って下さった。」
「私はお姉様に嫌われた…。私には家族しかいない…!家族に嫌われたら…、私はおしまいだ!だから私は死ぬ!!」
弥生はナイフを自分の手首に当てた。
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