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「彼氏だと!?認めぬ!父さんは認めぬぞぉぉ!!」
オッサンはどっからか出した卓袱台をひっくり返した。
これが噂の頑固オヤジか!?
「あー、これやってみたかったんだよね。」
ズザザー!
やってみたかっただけかい!!
俺は見事にコケた。
「あー、スッキリした。君、名前は?」
「俺の名前は佐藤茂です。」
「佐藤?それは人間の名字!小百合、お前の男は人間か!?」
オッサンの顔が突然険しくなった。あれ?なんか、こんなプラグ漫画で見た気が……。
「もしかして、人間だったら付き合えない……みたいなオチですか?」
「いや、別にそういうわけじゃないんだけどさー。人間が小百合の彼氏やってけるかな?って思ってさ~。」
「それってどういう事ですか?」
「だって小百合は妖怪の世界のトップアイドルだぜ?」
マジすか!!?
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