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~小百合の家の門の前~
「この家に帰ってくるのは久しぶりだな……。」
~家の中~
「そういや小百合の母さん見てないけど、どうしてんだ?」
「お母さんはヒマラヤ山脈で精神修行の山篭もりしてるんです。喧嘩ならお父さんよりも強いですよ。」
「フラグ的に最強キャラが成り立ってるよな。」
ドン!
家の玄関の方のドアが蹴り壊された音がした。
「何事だ!?」
「まさか……」
おっさんが震えながら言った。
「お前等ー!帰ったぞー!」
「お母さんだ…。ヒマラヤから帰って来たんだ……。」
え?小百合も震えだしたよ?待って、超恐いんだけど……。
カツカツカツ…
その音はゆっくりと俺達のいる視聴覚室に近づいていた。
ドーン!!
その人は視聴覚室のドアを蹴り開けた。
「おーう!!お前等ちゃんといんじゃねえか!返事しろよな!!」
「ん?お前誰だ?小百合、お前執事でも雇ったのか?」
その人は俺の頭を鷲掴みにし、振り回しながら言った。
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