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「俺は……、小百合!お前が好きだ!」
「茂さん!」
小百合が俺を抱き締める。
「ははは…、小百合。痛いから力弱く…。」
ミシミシ
「小百合…?」
ミシミシミシミシミシミシミシミシ
「小百合さん!?痛いって!!ヘルプ!!誰かヘルプ!!」
ボキッ!
「ギャァァァァ!!」
「夢か……。」
「紛らわしいのよ、ロリコン!なに、茂と小百合ちゃんの夢見てんのよ!!」
ゲシッ!
「イテテテ!」
「それより姉さん、なんでここに!?つか兄さん達は!?」
「茂と小百合ちゃんは小百合ちゃんの家に行ってしまったわ。アッチで住むらしいから荷物も全部持ってったわ。」
「メグさんも行っちゃったし……、俺と姉さんと久美姉と皐月ちゃんの4人暮らしか……。
家族って1人でも欠けてしまうと寂しいな。」
「そうね…、でも悲しくなっちゃダメよ?茂がこっちに戻って来ちゃうからね。」
「そうだな、俺達なりに明るく生きて行こう…。兄さん達に負けないくらい」
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