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「小百合、今からどこに行くんだ？」
俺は小百合と一緒に家を出ていったが、まだどこに行くか小百合から聞いてなかった。
「私の家ですよ？そのために荷物を持ってきたんじゃないですか～。」
なに当たり前の事言ってんの？という感じの顔で小百合は言った。
聞いてないんですけど……。
「そうか、なら楽しみだな。小百合の家族と会った事無いしな！」
俺は明るく笑いながら言った。実際、だいぶ楽しみです…。
小百合の父さんってどんな人だろ？いや、人じゃなくて妖怪か……。
「お父さんには気を付けて下さいね～。あの人は喧嘩が好きな人ですから、茂さんも巻き込まれるかもしれないんで。」
も？‘も’って事は誰か巻き込まれてるのか？
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