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「小百合、‘も’って…「あ~、ここですよ!」
小百合が止まった場所は人んちの塀の前。
冗談ですよね?
「茂さん、見ててくださいね~!」
小百合は一歩後ろに下がり何か呪文のような物を唱え始めた。
「息子の命がどうなってもいいのかーっ!?」
すみません、呪文じゃありませんでした。ただの変人です。
「アイコトバカクニン!タダイマトビラヲヒラキマス!」
ワッツ!?合い言葉かよ!紛らわしいな!!つかこの塀喋った!!?
「茂さん、ちょっと待っててくださいね。」
ウィーン
なんて塀の一部分が消え、一枚の扉が出てきた。
つか、人んちの物改造すんなよ…。
「茂さん早く~!!」
いつの間にか小百合が扉の奥に進み、俺を手招きしていた。
「待てよー!」
俺は小百合について行った。
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