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ある日の放課後
私は部活(吹奏楽)の個人練習をする為に自分の教室の1―Aに行った。
部活が休みな部が多かったのか、まだ3~4人くらい教室に残っていた。
クラスメイトが残っている教室で練習するのは気が引けた為、皆が帰るまで楽譜を見ていた。
――入部して初めて管楽器を吹くのに大会とか――
そんな事を考えていた。
『あ!!しぐれちゃんも1-Aで練習するの♪??』
そう話しかけて来たのは同じクラスで部活ではフルートを吹いてる奥山さんだった。
他愛もない話をしながら、皆がいなくなるのを一緒に待っていた時に、小峰 奏が話に入ってきた。
奥山さんと奏は中学が同じで、クラスも同じだったらしく、すごくノリがいい男の子だった。
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