春~流れる~

2/4
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
ある日の放課後 私は部活(吹奏楽)の個人練習をする為に自分の教室の1―Aに行った。 部活が休みな部が多かったのか、まだ3~4人くらい教室に残っていた。 クラスメイトが残っている教室で練習するのは気が引けた為、皆が帰るまで楽譜を見ていた。 ――入部して初めて管楽器を吹くのに大会とか―― そんな事を考えていた。 『あ!!しぐれちゃんも1-Aで練習するの♪??』 そう話しかけて来たのは同じクラスで部活ではフルートを吹いてる奥山さんだった。 他愛もない話をしながら、皆がいなくなるのを一緒に待っていた時に、小峰 奏が話に入ってきた。 奥山さんと奏は中学が同じで、クラスも同じだったらしく、すごくノリがいい男の子だった。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!