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『そういえば、しぐれさんと俺の父さんの実家って近所だよな??』
そう奏に開口一番に言われた。
いきなり話を振られた私は狼狽えた。
男の子と話すのは、やっぱり人見知りする私にはハードルが高いものだったし、何より小峰は目を真っ直ぐに見て話かけてきたから。。。
『。。。。っそういえば、数分歩いた辺りに小峰っていう名字の家が在るけど。。。もしかして??』
『そう!!それが父さんの実家♪』
そんな始まりだった。
不思議と人見知りの癖は小峰にはすぐに治まり、ノリがよくて面白い小峰と私は急速に仲良くなっていった。
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