最終章:そして、雨は上がる。

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その言葉があるように、奇跡があるのなら 君との出会いがそうだったと願いたい。 その言葉があるように、永遠があるのなら あの日常が戻って来ることを願いたい。 その言葉があるように、運命があるのなら あの大好きだった笑顔を咲かせる君と、また来世で出会う事を願いたい。 これは大きな世界で語られた小さな物語り まず主人公とヒロインが出会う そして二人は仲間を一人一人救っていく。 最後の人を救い終えた時 その世界は崩れはじめた 今まで救った仲間達が協力して 次は主人公とヒロインを救おうとする だけどそれは叶わなくて 世界が拒絶するかの様に少女の体を闇が蝕んでいった もう助からないと悟った主人公は… 少女の心だけでも守る事を決めた。 そう…これはバットエンドしかない物語り。 他の皆は救えても 一番大好きだった人を守れなかった悲劇…。 それでも、その日常が幸せだったと言える 胸をはって…幸せだったと……。 『生まれてくれてありがとう 私と出会ってくれてありがとう 大好きな…薫。』 浅い夢の中で少女の言葉が木霊した気がした。 想いは消えずに来世へと継がれる事を願い また夢の中へと堕ちた…。
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