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朝日が差し込み目を覚ます
ぼやけた視界の中携帯を開いて目が覚めた。
薫
「…遅刻じゃねーか!?」
今日から俺も三年生
受験勉強に就職活動とめんどくさい事ばかりだ。
それでもきっと、あいつらがいれば毎日がお祭り騒ぎになる
それだけが救いだった。
着替える前に朝食にと焼いたパンを牛乳で流し込み
靴を履き見慣れた町並みを駆け抜ける
いつもは並木道で待ち合わせしている仲間達も
今日は待ってはくれなかった…
遠くで学校のチャイムが鳴り響いている
チャイムがなると校門を閉められ恐れ多い教師が待ち伏せしている事が木の影から確認できた
どうしたものか…
すると急に背中を突っつかれ
思わす叫びそうになる
振り向くとそこには一人の見慣れない少女がいた。
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