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薫
「お前さ、リボンに鈴がついた女の子見たことあるか?」
十夜
「…は?」
薫
「知らないよな
学年さえ分かればいいんだけどな~…」
俺は今朝会った少女に名前を聞くのを忘れていた
今度会ったら御礼でもしてやろうと思ったんだが。
十夜
「あれだろ?
黒髪に身長は目線が薫の肩くらいの子」
薫
「え?知ってるのか?」
十夜
「むしろ何でお前が知ってんだよ
その子、今日転校してきたばっかだぞ?」
だから偵察したって言っていたのか。
薫
「ん、まてよ
その口ぶりからして転校してきた教室って…」
言いかけた時
教室に大きな声が響き遮られた。
??
「ああ!やっぱり同じクラスだったんだ!」
薫
「…」
今朝の少女が近付いて来る。
??
「朝先生が、またあいつは寝坊かって言ってたから
君の事かなって思ってたんだよ!」
薫
「まじかよ…」
少女がバンバンっと俺の背中を叩きながら言う。
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