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始業式だけで授業はなく
午前中に学校は終わった。
生徒会役員などは午後も何かあるらしく
購買が開いていた。
薫
「昼飯でも買って帰るか…」
十夜
「付き合うぞ?」
英二
「俺もいく!」
一樹
「よりすぐりのモノを選んであげるよ」
三バカが頼んでもいないのについてくる。
薫
「…お前らの狙いは俺の財布だろ?」
十夜
「んなわけあるか
小銭くらい持ってる」
英二
「違うのか?」
一樹
「その考えは英二だけだと思うよ…」
購買につくも
人が集まっていてなかなか近付けない
どうやら同じ考えのやつが多かったようだ。
すると一人立ち尽くす少女が目に入った
薫
「そんな所で突っ立っててもいつまで経っても買えないぞ?」
美鈴
「あ、薫君」
薫
「君いらない
そう呼ばれ慣れてないんだ」
美鈴
「…薫も買い物?」
薫
「おう」
英二
「なんだ知り合いか?」
一樹
「いつものメンバー以外の女の子と話しをしてるなんて珍しいね」
俺の後ろから顔を出す二人がいた。
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