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薫
「ほら、戦利品だ」
美鈴
「ありがと~!
でも…大丈夫?」
美鈴は倒れている英二を見下ろして言う
英二
「薫ひでーな…」
薫
「よく着いてきたじゃないか
ほら、筋子のおにぎりやるよ」
英二
「よっしゃっ!!」
一樹
「英二…幸せが小さすぎるよ……」
十夜
「言ってやるな…奴はそういう星の下で生まれたんだ……」
英二
「おいそこ!哀れ視線を送るなっ!」
楽しげに話している俺達を見て
美鈴も笑っていた
こいつならもしかしたら、この輪の中に入れるかもしれない
そんな気がした。
場所を移して中庭に来た
すると妃鷺姉妹がベンチで弁当を食べていた。
薫
「よう」
彩愛
「あら、四バカじゃない」
薫
「俺を入れるなよ」
十夜
「ちなみに薫にも言うが
俺も入れるなよ?」
一樹
「俺はもう諦めてるよ…」
愛美
「あはは、こんにちわ」
英二
「おっす」
彩愛
「あら…?後ろの子、噂の転校生じゃない?」
彩愛が俺の後ろを覗くようにして言う
噂になってたのかこいつ。
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