特別編:美しき鈴の音

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美鈴 「私噂になってたの?」 薫 「みたいだな」 彩愛 「…随分と仲良くなったのね」 薫 「そうか?」 愛美 「少なくとも、そう見えるよ?」 よく見たら美鈴が怯えた猫のように引っ付いていた 薫 「…」 美鈴 「な、なに?」 薫 「暑くないか?」 美鈴 「平気」 薫 「歩きづらいだろ?」 美鈴 「ううん」 薫 「なんでそんな引っ付いてるんだ」 美鈴 「ダメ?」 薫 「…べつに……」 彩愛 「そうじゃないでしょ?」 彩愛が頬をつねってきた。 薫 「ひはい」 彩愛 「私は妃鷺 彩愛よ」 愛美 「その妹の愛美です」 美鈴 「えっと、雨乃…美鈴です」 お互い挨拶を済ませると 芝生に場所を変えて七人で食事を取ることに。 一樹 「そういえば葵と霞ちゃんは一緒じゃないの?」 彩愛 「葵は委員会所属してるからね 午後もあるのよ」 愛美 「霞ちゃんはお手伝いだって」 十夜 「頑張るねえ…」 薫 「俺には真似できねーな」 愛美 「二人とも嫌な顔一つしないでやってるから 格好いいんだよね」 英二 「ちょっと委員会乗り込んで来る」 十夜 「意味違うぞ?」
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