特別編:美しき鈴の音

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談笑しながら食事を取る 学年も三年になり、クラスも皆バラバラになっても何も変わらない そんな事がただ嬉しかった 美鈴はまだ慣れていないのか多少の距離を保っている それを気にかけて妃鷺姉妹が話しかけたり 男連中でおどけて見せていた 昼食も取り終わり 俺達は解散することにした 三バカがゲーセンに行くぞと誘ってきたが 面倒なので逃げるように並木道を今朝とは逆に進む。 すると後ろから叫ぶ声が。 美鈴 「薫~!待ってよ薫~!」 薫 「なんだそんな走って」 立ち止まり振り向く 美鈴は息を調えて口を開いた 美鈴 「これから暇?」 薫 「いや、体を休めるのに忙しいんだ」 美鈴 「じゃあさ、商店街にいかない?」 薫 「…聞いてたか?」 美鈴 「つまり暇なんだよね?」 薫 「くっ…それを言われると否定できないぞ」 美鈴 「私まだこの町あんまり知らないからさ 商店街なら洋服店とかいっぱりありそうだから知ってれば困らないかなと」 なるほど そういうことなら意地悪してないで聞いてやるか。
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