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薫
「…分かったよ
商店街を案内すればいいんだな?」
美鈴
「うん、ありがと!
私まだ来たばっかりで
薫しか頼める人いなかったんだよ~」
まあ女の子に頼られるのは悪い気分じゃない
たまには過ごし方を変えてみるのもいいか。
そのまま美鈴と二人でバスに乗り商店街に向かった
この何もない町をバスの中から眺め
美鈴は良い所だね、と笑いながら言っていた。
薫
「まずどこから行ったもんかな~」
美鈴
「良い服屋とか知らない?」
薫
「俺が女性服に興味あると思うか?」
美鈴
「あったらひく」
薫
「だろうな…
取り合えず、地下街を端から端まで回るか。」
そう言って地下に続く階段を降りていく
薫
「さ~って、まずはどこを…っておい!」
俺が言いかけた途中で美鈴が手を引っ張り走り出した
美鈴
「先ずはあのお店に行こう!」
薫
「ったく…」
それからと言うものの
お店を回っては気に入った服や小物まで買っていた
厄介だったのが下着売場にまで引っ張り込まれたのだ。
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