わたしのあいした

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私の上の名前 “鷺山” “サギヤマ” だから、白井くんの出席番号1つ前。 ロッカーは出席番号順に縦に並んでる。 そして、私のロッカーは1番上の段にある。 しかもこのロッカー、背が高い。 背伸びしないよ余裕が持てないくらい。 どういうことかっていうと。 1番上の段にある私のロッカーの真下に、 白井くんのロッカーがある。 私が上履きを出して靴を履き替えている間に、 白井くんは 自分のロッカーを開ける。 すると、上履きに履き替え終えた私はちょっと困ってしまう。 白井くんは大きいから、 私が背伸びをして届く1番上の段に靴を入れる時に、 お邪魔 ってこと。 白井くんの手がロッカーにあるときに私が無理に自分のロッカーに手を伸ばしてしまうと…… その…… ちょうど、胸が白井くんの手の甲辺りに触れる。 1度それで「あっ」てなって、若干気まずくなったことがある。 その時は武藤くんが居なかったのが幸いだったかな。 そんなことがあったのに、 白井くんはこのタイミングで 武藤くんと話しながら、 ロッカーを開けるの。 困っちゃうね。 私が見えてないのかな? それはありえるかも。
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