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学校の最寄駅に着いたので、電車から降りた。
同時に、白井くんも降りた。
同じ学校なんだから当たり前なんだけど。
……だけど
すごく嬉しい
気がする。
そして、
改札を出て、
私と白井くんは
別の駅出口から出た。
けれど、すぐに再会することになる。
だって、使う出口は違っても同じ方向に向かっていて、
しかも高架下に沿ってうちの学校の生徒は登校するから、
すぐに再会できるんだから。
そして、今日も例に漏れず私はすぐに白井くんの姿を確認できたのだった。
白井くんは大分背が高いので当たり前なんだけど、
脚が長い。
対する私は、バスケをやっているっていっても背丈156センチしかないチビ。
しかも遺伝的に脚は短い。
けっこう悲しいことなんだけど、仕方ない。
私は白井くんとの距離があまり出ないように歩くことに長けていた。
大また3歩下がって、着いていっている感じ。
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