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やばい…
この胸の高鳴り……
ヤバすぎる……
この子は坂上高校受かったのかな……
『みなさんどっか行ってくださいよ。早くお母さんに結果を連絡したいんです!!』
どういう成り行きでこうなっているのかはしらないが、どうみても少女は困っている。
彼女は俺と同じような封筒を手に持っているので、おそらく俺と同様に一次試験で合格したのかもしれない。
とりあえず、この状態から救ったほうが良さそうだ。
俺は飛び出して、その少女の手を掴んだ。
『こっちに来て!!』
『えっ!?』
『いいから早く!!』
俺はその少女の手を掴んだまま走り出した。
周りの人だかりを振り払い、一目散に校門へと向かった。
人だかりは一瞬の出来事に何が起こっているのかわかっていないようだった。
『リュウ!!行くぞ!!』
『おぉ……って誰?その子??』
『説明はあと!!早く行くぞ!!』
俺達は校門を欠けぬけ、近くの公園を目指した。
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