和幸の場合

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「さすが!さおりだね~!」 めぐがキラキラした眼差しであたしを見つめる。 めぐはあたしに憧れてっからなぁ。つか、そんなキラキラな目で見るんじゃねーよ。嘘ついてんだよ。すっすまぬ。 「やっぱさおりんが一番早かったかー。そうだろうと思ったっち。」 田中っち、語尾がうぜぇ。 「あのさ~みんな~日曜の夜~空いてる~?」 真弓は処女抜けナンバーワンになれなくて、不服そうだ。でもな、真弓、ホントは真弓が一番だぜ? 「日曜?なんかあんの?」 「ご~コ~ン!」 …ぬぁにっ! 合コン?! 「たまたま、うん、たっまたま空いてるんで、行きます、はい、行かせて下さい。」 「ププ。さおり~必死じゃ~ん!みんなも~行けるっしょ~?決まりね~!」 必死で悪かったな。コノヤロ。 ま、いっか! 合コンだし~!合コン合コン♪クリスマスに向けていい男をゲッツッツだにゃ、こりゃぁ!ヌハハ!
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