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素晴らしい巻き舌を披露しながら彼女は起きた。
「人の寝ている耳元でボソボソボソボソボソボソ!!
あたしは睡眠を妨げられるのが1番嫌いなんだよ!!
分かったか!?出てけ!!」
怖っ!!
『あ......すいません』
「うん。ていうかね、貴様誰だコラ。
素直に今すぐに出て行くか、警察に手伝ってもらって出て行くか、あたしの手によって追い出されて後日法廷で感動の再会を果たすか。
どれか選べ」
寝起きなのに、よく頭が回るなぁ。
『すいません。出て行きます』
「ん??ていうかあたし鍵もチェーンもかけてなかった??」
『あ、かかってると思いますよ。心配いりません』
「じゃああんたどうやって入ったのよ」
『いや、僕幽霊なんで、そこらへんは大丈夫です』
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