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あぁ、神様はいるもんなのか…！
危ないところを、助けてもらえた…！
「あの…。ありがとう！」
笑顔で、そう言うと。
男が、眉間にシワをよせてデコピンをしてきた。
「てめぇは、死にてえのか。あれぐらい、自分でどーにかしやがれ。」
カチン。
「えっらそうに！それが、人にものを言う態度！？」
旅の仕方しかしらなくて、実践したことない私が、あんなのどーにか出来るわけないじゃない！？
「自分の得意技や、武術の腕くらい上げてから、旅に出ることだな。」
うっ…
何も言えないぃー。
ｸﾛｽ帝国なんか、絶対に着けないじゃないのよ！
「金を、くれるっつうんだったら、帝国まで護衛してやってもいいぜ。」
「誰があんた何かに頼むもんか！」
私は、一人歩き続けた。
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