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ジ「俺はジェード・ネフライト。ネフライトっつうのは沢山の神子や騎士を出してきた、まぁ、騎士の名家なんだ。」
うっわぁ…。じゃあ、こいつはお坊ちゃんな訳だ。
失礼だけど信じたくないなぁ…。
ジ「だけど、数年前にその名家は滅んだ。表舞台から姿を消したんだ。」
その強い騎士を身内にもっているがために王家に恐れられ、滅ぼされた。
と呟いた。
ジ「生きているのは俺だけだ。」
セ「え…?」
そんな過去があったんだ…。
ジ「親戚も、父さんも、母さんも。俺を残していなくなった。この世から。」
私は、自分でもびっくりする行動にでた。
何故か抱き締めたのだ。ジェードを。
ジ「おいっ(汗)なんで抱きつくんだよっ!」
セ「親や身内が自分だけ残していなくなるのは辛いよね。ましてや一人ぼっちになるなんて…。」
今まで良く頑張ったね。お疲れ様、ジェード。と言うと。
ジ「…。さんきゅ。セレス。」
なんだかその時だけは私を助けてくれたジェードが小さな子供みたいだったんだ。
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