旅立ちの日

6/7

7人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
美しい、綺麗な女性が光を、帯びて現れたのだ。 爺さんたちは、頭を下げる。私も、下げようとすると。 『下げないでよいですよ。セレス。』 そう言われ、顔を上に向かせる。 本当に綺麗な女性だなぁ… 『貴女が、旅に出るのは、悲しいことです。』 「どうしてですか?」 悲しい顔をして、御神木様が、こう告げた。 『クリソプレーズも、もう歳です。次の守り人の後継者は、私と波動が合う、貴女が適任でした。』 だけど、貴女は旅に出てしまう…。そう呟いて、うつむいた。 「私が、旅から戻って来てからは駄目なんですか?」 『そうですね。そうしましょう。』 クリソプレーズそれまで、頑張って生きて頂戴ね。と笑顔で言う、御神木様。 どことなく、黒いし!? 旅から戻って来てからっていう選択肢は、最初なかったの!?
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加