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美しい、綺麗な女性が光を、帯びて現れたのだ。
爺さんたちは、頭を下げる。私も、下げようとすると。
『下げないでよいですよ。セレス。』
そう言われ、顔を上に向かせる。
本当に綺麗な女性だなぁ…
『貴女が、旅に出るのは、悲しいことです。』
「どうしてですか?」
悲しい顔をして、御神木様が、こう告げた。
『クリソプレーズも、もう歳です。次の守り人の後継者は、私と波動が合う、貴女が適任でした。』
だけど、貴女は旅に出てしまう…。そう呟いて、うつむいた。
「私が、旅から戻って来てからは駄目なんですか?」
『そうですね。そうしましょう。』
クリソプレーズそれまで、頑張って生きて頂戴ね。と笑顔で言う、御神木様。
どことなく、黒いし!?
旅から戻って来てからっていう選択肢は、最初なかったの!?
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