旅立ちの日

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『さぁ、早く、加護をあたえましょう。セレス。此方へ』 ごくり、と息を飲む。 『汝、旅に出る者。名を、セレス。汝に神木の加護を与え、旅の無事を祈りましょう。』 うわっ!? 体が、光ってる… 何かに、護られてるようなそんな、感じがする。 本当に、不思議だなぁ… この村は… 『貴女に、神木の加護がありますように…』 そう呟いて、御神木様は、スゥっと、消えた。 「さぁて、早速、旅に出てもらうぞ。ほれ、荷物じゃ。」 はやっ!? もう少し、待つということは出来ないの!? 「ほれ、さっさと行きなさい。」 そんな、こんなで呆気ない旅の始まりだった…。 だが、これは定められた、運命なのだ… 神龍伝説が今、静かに始まろうとしていた…
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