月姫

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君の顔が悲しげに 僕の気持ちは揺れ動く 美しい唇から洩れた言葉は さようならの五文字 秋風が僕らを凍てついた世界へと誘う 眩い瞳から溢れだしたのは 丸い月の雫 僕の足元を切なく照らす まるで夢物語の如く 君は消えていった あの麗しき月姫のように
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