ハジマリ

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     あるところに小さな夢がありました。  誰が見たのか分からない、  それは小さな夢でした。    小さな夢は思いました。    「このまま消えていくのは嫌だ  どうすれば人に僕を見て貰えるだろう」    小さな夢は考えて考えて、  そしてついに思いつきました。    人間を自分の中に迷いこませて―…         世界を作らせればいいと。     
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