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「あ‥‥」
アリスの持つ剣からは血がしたたり、
顔には返り血がかかっておりました。
此処から出れない。
という恐怖心からか、思わず
アリスは黒猫を斬ってしまいました。
「あか、い‥‥」
ぼんやりと剣先を見つめるアリス。
彼女の中の何か、が弾けました。
それは、理性だったのでしょうか。
「フフフフ‥」
斬りたい 斬りたい 斬りたい
斬りたい 斬りたい 斬りたい
すべてのものを、斬りたい。
私の好きな赤で染めてあげる。
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