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『危ないだろう!』
男は、ルッツを叱る。
ここは、洞窟の外…砂漠の中ほどだ。
『ご…ごめんなさい…』
『村の外へ一人で出ては、いけないと言われなかったか?』
男は諭すような口調て尋ねた。
『言われた…グスン』
ルッツは、泣き出してしまった。
『泣かなくていいから、次は絶対に出るんじゃないそ。』
『ウェーン…わ…かった…』
男は頷くと、ルッツを背負ってくれた。
行きは、随分歩いたと思ったが村は意外と近かった。
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