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そのとき季節は繁殖期と呼ばれる時期だった。
密林には、強い雨が降っていたそうだ。
熟練の彼らに雨など関係ないだろうが。
視界が悪い密林では、戦いは困難になるだろう。
このパーティーはぐんぐん進んでいった。
怪鳥がいるであろう、通称飛竜の巣と呼ばれるエリアへ。
走り、蔦や崖を昇り、巨大昆虫や肉食動物を蹴散らし、進むのだった。
キャンプを出発し、1時間ほどかかっただろうか。
4人は目的地の飛竜の巣へと、たどり着いた。
そこには、今回の標的怪鳥イャンクックがいた。
桃色の甲殻に大きな耳が特徴的だ。
パーティーは臨戦態勢へと入り、各々の武器を構えた。
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