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『よぉルッツ。どうした』
声の主は、後ろからやってきた男。名をレイという。
太刀使いで、背には飛龍刀【紅葉】。王者リオレウスの素材を使い作られている。
『ん、あぁちょっと昔のことをな』
『そっか。 お袋さん心配だよな』
『まぁ…な』
レイとは、この街にきて間もない頃出会った。
それからずっとパーティーを組んでいる。
『昨日はありがとな』
『……え?』
突然でなんのことやら。
『狩りだよ。 あんなの手伝わせちまって』
昨日は、二人で雪獅子ドドブランゴを討伐しにいった。もちろん雪山へ。
『そんなことはいいんだよ』
お陰でレイは、全身ブランゴシリーズで固められている。
あいにく上級ハンターではない二人は、SやUの装備にはまだ手が出せない。
『そうか。 困ったら今度は俺が手伝うよ』
二人の絆は、深いようだ。
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