…幼き記憶…

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ほどなくして村へ着いた。 看板には、『ポッケ村』と書かれている。 ここが今回の目的地みたいだ。 『じゃあルッツ。夜までには、このテントに戻るんだぞ』 『分かった!!』 ルッツは大きく頷き走り去った。 ラークと仲間は、道端にテントを立て、村長のもとへと向かった。 『さ…てと、どこいこっかな』 勢いよく出発したルッツだったが、どこへいこうか迷っていた。 『バタバタバタ…』 ルッツのよこを狩人と思しき恰好をした男たちが、数人駆け抜けていった。 大剣…片手剣…ボウガン…各々の武器を背負っていた。 (なんだろう…) 狩人達は門の外へと、消えていった…。 ルッツは、知りたい衝動を押さえきれなかった。
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