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恐る恐る視線を下へ下へとさげる。 目線の先には二つの物体が俺の体にぶら下がってる。不自然すぎる膨らみに何も言えない。
「これは………いや違う。オデキか?」
「…違うと思うよ」
はるかぁ。“そうだよ”って言ってくれよ……悲しいだろ
「じゃなんなんだよ!」
風船か? なんか言えよ、なんか言ってくれ!
「言っていいの?それは」
「ダメだ! 遥よしてくれ、違うんだ答えないでくれ。絶対に有ってはならない物なんだ。病院に行こう。行くしかない! オデキなんだからさ」
諦めが悪いのはわかっている。だけどな、これは譲れないだろ。男として
「おっぱいにしか見えないから。いい加減認めろよ、確認しろよカス野郎。……お前、女になったんだよ」
身体中のあらゆる所を触る。なくてもいい物が二つあって、なくちゃダメなのがない。
「嘘だろ?」
「ヨシ。現実だよ」
まだ夢の中ってわけじゃないのはわかっている。ただこんな非現実的なのは理解できない。無理だ
「本当に女になっちまったのか?」
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